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豪の旗手に先住民選手 同国初「何者であるかを世界に示す機会」

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2021/07/22 15:48 毎日新聞
東京オリンピックの開会式で、豪州選手団の旗手を務めるパティ・ミルズ。開会式を翌日に控え、記者会見で思いを語った=東京都江東区のメインプレスセンターで2021年7月22日午前10時4分、金子淳撮影 © 毎日新聞 提供 東京オリンピックの開会式で、豪州選手団の旗手を務めるパティ・ミルズ。開会式を翌日に控え、記者会見で思いを語った=東京都江東区のメインプレスセンターで2021年7月22日午前10時4分、金子淳撮影

 23日に開幕する東京オリンピックの開会式で、豪州の先住民の血を引くバスケットボール男子、パティ・ミルズ(32)が同国の旗手を務める。先住民の旗手は同国では初めて。ミルズは22日の記者会見で「先住民として誇らしい。自分たちが何者であるかを世界に示す機会だ」と語った。

 ミルズは2009年から米プロバスケットボールNBAでプレーしており、五輪は08年の北京大会以降、4回目の出場となる。会見では、選手村に設けられた豪州選手団の本部に先住民のアートなどが用いられていることに触れ、「とても統一されたデザインで、チームの団結を示している。(旗手を務めるのは)自分にとって象徴的なことで、多くの意味がある。試合に向けたモチベーションにもなる」と語った。

 豪州は先住民に対し、白人社会への「同化」を目的に1970年代まで隔離政策を行っていた歴史があり、08年にラッド首相(当時)が公式に謝罪した。

 00年シドニー五輪では陸上女子400メートルの豪州代表で先住民のフリーマン選手が聖火の最終ランナーを務め、金メダル獲得後は国旗とともに先住民の旗を手にウイニングランを行った。東京五輪でも21日のサッカー女子の試合で、豪州チームは先住民の旗を手に写真撮影を行った。【金子淳】

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