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開会式のリハ続く国立競技場で聞こえてきたのは人気ゲームの楽曲とあの名曲!住民から不安の声も

AERA dot. のロゴ AERA dot. 2021/07/22 11:00
開会式会場となる国立競技場(c)朝日新聞社 © AERA dot. 提供 開会式会場となる国立競技場(c)朝日新聞社

 東京五輪の開会式まであと3日となった7月20日。注目が集まる開会式では、どんなアーティストが登場し、どのような演出がなされるのだろうか。

 SNSを見ると「なんとなくだけど東京五輪の開会式にLiSAが出るのでは…と思っている」、「開会式は氷川きよし氏に限界突破サバイバーを歌っていただきたいね」、「開会式はマツケンサンバでっていう案、すごく好き。見たい」など、開会式を待ち望む人たちによるさまざまな憶測、希望が飛び交っている。東京・国立競技場周辺からは、競技場で練習中の音楽が聞こえてきたとの情報もある。今、会場周辺はどうなっているのだろうか。現地に赴き、周辺住民の声を取材した。

 午後3時、都営大江戸線「国立競技場駅」の出口を出ると、すぐ目の前に国立競技場が見えてきた。巨大な国立競技場、その周辺を大きく囲うセキュリティーフェンスに印刷された“TOKYO2020”の文字。いよいよ大会が近づいてきているのだという実感がわいてくる。

 競技場周辺は広範囲で道が封鎖されていて、一般の人の通行エリアは制限されているが、外苑西通りに行くと競技場に比較的近づくことができた。

 気象庁のデータによると、この日の東京の気温は午後3時時点で32.6度。国立競技場付近では雲もほとんどなく、じりじりと焦げるような日差しが降り注いでいた。長時間屋外にいると熱中症になってしまいそうな天気だ。

 周辺の住民や通行人に取材していると、国立競技場の中から聞き覚えのある音楽が流れ始め、通行人の視線が競技場に集まった。人気ゲーム「ドラゴンクエスト」で使用されている楽曲「序曲」。CMなどでもよく耳にするあの曲だ。

 こういった人気曲は競技場からよく聞こえてくるのだろうか。周辺の住民に聞くと「何の曲かまではわからないですけど、音はよく聞こえてくる」(60代女性)とのこと。しばらく国立競技場付近で取材を続けていると、確かにコーラスと思われる音楽や日本語・英語などのアナウンスが頻繁に聞こえてきた。

 その後、聞こえた曲はモーリス・ラヴェル作曲の「ボレロ」。こちらは5分ほど演奏されており、通りかかった人たちが足を止めて、国立競技場を見上げていた。

 事前の情報では、他にも有名なアニメソングが聞こえてきたとの声もあり、何かあっと驚くような曲が聞こえやしないかと耳を澄ましてみたものの、残念ながらその後も明確に判別できた曲はなく、住民からも有力な情報は得られなかった。

 取材を始めてから2時間。強烈な日差しと少し歩いただけで額に滲む汗。「もう帰ろうかな」とあきらめかけた時、国立競技場のすぐ近くに住んでいるという別の住民から気になる話が。

「夜になると、ヘリコプターが飛んでいる音が大きく聞こえます。18日の夜は、ドローンの光がピカピカしているのが見えたり、花火が上がったりしていて綺麗でした」(60代女性)

 早速ツイッターをチェックしてみると、ドローンの編隊と思われる光が地球を模した異様な風景を撮影した動画が稿されていて、48.2万回再生(7/21現在)と注目を集めている。その地球は国立競技場の中央部分に浮かび、ゆっくりと回転している様子はまるで巨大なミラーボールが国立競技場を照らしているように見えた。

 そうした開会式のリハーサルを「自宅から目撃した」と、TBSラジオ「赤江珠緒 たまむすび」で語ったのが、お笑い芸人のカンニング竹山だ。

   

 竹山は番組の冒頭で「全部は言わないようにしているけど、オリンピックの開会式なのか閉会式なのか知らないけど、なんかすごいよ。毎晩リハーサルをやってる。昨日夜ヘリコプターが5台ぐらいグワーッと飛び出して、いろんなことが行われだして」と興奮した様子で語った。

 一方、先ほどの女性からは見物人のマナーについて不安の声も上がった。

「音が聞こえたり、花火が見えたり、せっかくなので楽しみたい気持ちはあるのですが、夜会場付近にその様子を見に来た人が、自宅の前に列を作っているのが気になります。ごみを捨てる場所がないので空のペットボトルを家の植え込みに挿して帰る人もいる。マナーを守ってほしいです」(同)

 記者が取材した時間には、主に各国の取材陣が取材をしている他、通行人が時折立ち止まり写真や動画を撮影しているくらいで、混雑している様子は見受けられなかった。しかし、夜になると近隣の住宅の前に列ができるほど見物人が集まる日もあったという。

 また、感染対策の面で心配の声を上げる人も。

「今コロナの感染がまた増えているので、家の近くにたくさん人が集まっているのは感染対策の面で心配です。できれば来ないでほしいというのが本音」(20代女性)

 

 連日の暑さの中、記者のようにたった数時間外にいるだけで疲れ果ててしまう人も多いだろう。今はまだ、開会式の演出の詳細や国歌斉唱の歌い手などについては謎に包まれているが、テレビの前で楽しみにしてほしい。(文/AERA dot.編集部・大谷奈央)

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